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虚構のシトびと

 

しょの4

前項のマクロとミクロのウロボロス発想を続ける

 

宇宙は膨張しているとゆいながらビッグバンモデルだけが理論的な可能性ではなかった
だいたいからビッグバンモデルは宇宙よりその中の天体の方が古いとゆう予測をしたし
水素とヘリウムの存在比を証明したものの重い元素の存在を説明できなかった
しかも宇宙の始まりがあるとゆいながらどんな始まりかについては棚上げ状態

 

そこで

膨張はするが変化はしない方が健全だ とミルンらは考えた
特に フレッドホイル トマスゴールド ハーマンボンディ
このイギリスお笑い三人組は「定常宇宙モデル」を提唱する

 

膨張するのに変化しないとゆうのはいったいどうゆうことか
おパンツがテント張っているのにそ知らん顔していられるか

 

それにはまず宇宙空間は無限でなければならない
無限なものは二倍しても三杯おかわりしても無限
金と暇はできてもチンコが勃たなければ困るのだ

 

空間は無限でも膨張すれば隙間ができるやないか
しやからそげな変化が起こらないようにするには
新たな銀河を造る素材になる物質ができればよい と

 

「宇宙原理」と「完全宇宙原理」を基礎としたが
これはエネルギー保存の法則に逆らっていたので
おこらえた

 

そこでまた

20世紀半ば 物理定数と宇宙の関係に変わった見方を持ち出す

電子の電荷(e)電子の質量(Me)陽子の質量(Mp)重力定数(γ)光の速度(c)宇宙の物質の平均密度(Po)ハッブルの定数の逆数(T)の7つの物理量
最初の三つはミクロの世界次の二つは普通サイズそして最後の二つは宇宙スケール

 

当時高い精度で測定されていた物理量である七味唐辛子を組み合わせて
ボンディは4つの「無次元量(※単位のない量)」を造って考えてみた

 

すると

「宇宙が誕生してから今日までに経過した時間(宇宙の年齢)」と
「電子に特有な時間(電子の古典的半径を光が通過する時間)」の
比に10^40(10の40乗)とゆう巨大数が現れること
そして
「電磁力の強さ」と「重力の強さ」の比に やはり10^40が現れること

で この数字のコインシデンス(一致)とはなにか

 

だからどうした とゆわれてもやね

 

もうひとりこのコインシデンスに拘ったのがポールディラックである

 

これら二つの比が巨大数で結びつくならば
三つの基本的な物理量により 宇宙の年齢が決まることになる?
それはこの時代がなにかの意味で特権的な時代だとゆうことか???

しかしディラックはそんな人間中心的な考え方は受け入れられないと
物理定数の方が(実は定数ではなく)時間と共に変化すると仮説した
今日ではこの仮説は(少なくとも観測可能範囲では)否定されている
※重力の強さが時間と共に変化する など

 

もともと数学的演算で考えるよりは次元解析のような技が得意だった
ガモフさえ解らんと宇宙論に見切りをつけ分子生物学へ行ってしまう

 

4つの力も
粒子の質量も
なんでそげな値なのか

 

つまり
「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」
とゆう問題を解決する糸口は掴めなかったのだ

 

さて ここでやっと
科学流の禁じ手である
「人間原理」が登場する

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