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GAME 1

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 小ネタでホイはゲームである

まずは次のステージに入る前の設定をする

 

20世紀前半までの知的フレームに頼ってものを見る時代は変容した

遊びは ルールかつ虚構ではなく ルールあるいは虚構である
カイヨワは遊びを4つのカテゴリーに分類

 

アゴーン 競争 →暴力
アレア  運  →迷信
ミミクリー 模擬 →狂気
イリンクス 眩暈 →麻薬

 

さらに二つの対極として

 

パイディア 気晴らし 熱狂 即興 発散
ルドゥス 絶対的命令的窮屈な拘束および障害物の設置

 

この中から ミミクリーをお客さんとしてみよう

ミミクリーは遊びの特徴を全て持つ 自由 協定 現実停止 空間的時間的制約
しかし 絶対的なルールへの服従とゆう要素はない
現実の隠蔽や現実の模擬が代替するからである

ミミクリーは絶えざる創作でありゲームのルールはただ一つ
役者にとって 観客に幻影を拒ませる過失を犯さず観客を魅了すること
観客にとって 背景や仮面など本気にするよう要請されている人工物を忌避せず幻影を現実より現実的な現実としてこれに身を委ねること

 

ステージ1 甦るゴーレム

 

ゴーレムとは文字の組み合わせによって作られた人間に与えられた名前である この語の文字通りの意味は無形の もしくは生命のない土塊である(ボルヘス)

SLG の佳作「マスターオブモンスターズ」でのゴーレムはHPは少ないが地水火風などエレメントの物理的また精神的攻撃を最小にするレアモンスター
しかし奇怪なのはゴーレムのメカニズムではなく出自である
全てはゴーレムを捏造するロゴスに収斂する

マイリンクは古い伝承から20世紀初頭にゴーレムを甦らせたが
その後またチャペックのロボットに取って代わられ忘れられた
しかしロボットに囚われると人間が人造人間を作るとゆうダークサイドを見のがすことになる

ゴーレムはいつまでも出自の秘密を引きずり
「真理 Emeth」とゆうロゴスに生まれ「死 meth」とゆうロゴスに殺される闇を背負う存在なのであった

そおしてまたゴーレムは甦った

エスパー達の群れの頭目は ジョン・フォン・ノイマンである

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 小ネタでホイはゲームである

承前

 

遊びのカテゴリ分類からもう少し補足する

 

全て遊びとゆうものは幻想ではなくても虚構的な世界の一時的受容を前提とする
自分自身が幻想の中の登場人物になるちゅことである
あそび人は自分の人格を忘れ 偽り 捨てて 別の人格を装う

カイヨワはこうゆう現象を示すのに「擬態」特に昆虫の擬態を表す

 

ミミクリー

 

とゆう語を選んだのだ

物まねと仮装はこの種の遊びの補足的手段である
子供であれば大人の真似 大人が使用する道具に憧れる理由はここにある
他者であることに遊びがある しかし観客を欺くことが問題ではない

 

 

 

ステージ1 甦るゴーレム しょの2

 

ジョン・フォン・ノイマンとはハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者で 20世紀科学史における最重要人物の一人
ユダヤ人の導師 コンピューターの鼻祖 オートマトンやゲーム理論の創始者 量子力学の数学大系の完成者 そして原水爆の父
並外れた知的能力を持つ天才であり神に対峙する悪魔とも評される

一方で非ノイマン型コンピュータとゆうものもあり 何を否定しているかとゆうと
数値や記号の論理操作を追求する万能チューリングマシンではなく
ノイマンとゆう記号を否定する並列処理プログラミング内蔵マシン

ノイマンはゴーレムをつくりさらには自らがゴーレムと化した
AIの目的はコンピュータが人間に近づくことであるが
コンピュータのような人間とはどのようなものだろうか

 
ゴーレムとはヘブライ語で「胎児」の意味
その体に刻まれる文字とはシェム・ハ・メフォラシュ
旧約聖書の出エジプト記19-21節を縦書きで上下に書き それを横読みした3文字の総称

 
ダースベイダーはつまり仮面とゆう呪文を書かれたゴーレムである
自分の意志ではなく押しつけられたシステムに従って生きる官僚だ
ep4 のラストで ベンケノービはルークにこうささやく

「コンピュータのスイッチを切れ フォースを信じろ」

「ハカセ 相変わらず投稿ネタがわからんのでもっと解説しろとゆわれてますが」
「あー わかたわかた どこどのおっさんがゆうておったが芸術に解説は必要ないわ 『小ネタでホイはゲームである』と書いとるがな 雑学でも蘊蓄でもない トリビヤでも初耳学でも博学でも衒学でも勝手に解釈しなさい」
「雑学と蘊蓄はどう違うんですか」
「せやな 雑学ゆうたら話のとっかかりみたいなもんや 蘊蓄がそれを掘り下げる拘りな 例えば誰かに『太平洋にエロマンガ島てのがあるんですよ』と雑学されたら 『バリのキンタマーニ山とかオランダのスケベニンゲン市とかね』だけではなくて 『はい でわそのエロマンガ島はどの国に所属しているかとゆうとバヌアツ共和国ですね 昔 コーマンとゆう首相がいまして その前にホールとゆう大統領もいました』とゆうくらいに蘊蓄ってやればよい 関西人にはイマイチ通じないがのー」
「しいてゆうとハカセのは衒学ですか」
「前にも書いたが衒学とはペダンチックなどとゆう言葉を使いたがることをゆう せやからうざったいオタク趣味などとゆうのは偏見ぢゃ 単にテケストの切り貼りをしとるだけなんやから」
「小ネタの福笑いですね」
「そうともゆう」
「結局は去年の話の続きなんですか」
「ネタとゆうものは脱線してゆくものじゃ 誰しも知るように無駄で横道にそれた知識には一種のけだるい歓びがあるとホルヘルイスボルヘス先生もおっさっておられる 古い作者や秘められた文献を探し求めて友人の書棚や国立図書館の迷路にも似た筒型天井の部屋をくまなく漁った時の喜びを味わおうとな ロジェカイヨワにしても同じじゃ グスタフマイリンクやカレルチャペックなど たんびにフルネームにせんでも んなことぐらい勉強しておきたまへ」
「はーい ところで遊びの対義語とは何でしょう」
「真面目とか 本気とか 代々木とか とちゃうけ」
「代々木 とは何でスカー」
「代々木? 代々木でない? 代々木でないね こりゃまた失礼たしやしたっ」
「はいはい 植木等ですね 若いシトびとにはわかりませんよ」
「ぎくっ でわ ネットサーヒンではどうかね」
「サーフィンでしょ」
「泳ぎにゆく おゆぎにいく お遊戯に行く ばんざーいばんざーい」
「ネットの海ですか 草薙素子とかマックスヘッドルームとか」
「それな」
「それな てのが昨今の流行り言葉ですね」
「わしは知らん んなもんビビエスの時代から使とりますでの」
「かつて軽茶語とゆわれたことがありましたが」
「でもないけどな ねちゃっとした口語体と仲間内では呼んでいた」
「字面絵面はお得意分野ですが 内容は」
「せやから 形式の概念化が様式なのであって」
「だーかーらー 内容はっ」
「ないっ」
「がくっ」

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