Kalcha's Papier colle avec le texte
続・テキストアートの真理 2
2017
この年 スリランカにACクラークの墓参りに行ってきた クラーク研究所も見学した
クラークは晩年のエッセイ『スリランカから世界を眺めて』の中で『わたしの人生は三つのS-宇宙(Space)セイロン(Serendip)そして海(Sea)-に支配されてきた』と書いている クラークはフリーダイビングが疑似無重力を体験できるだけではなく 地球表面の四分の三以上を蔽うその巨大なボリュームの中には冒険があり 美があり 異質さがあり 驚きがあるとして海を再発見したわけである
ぼくのバワイはまずスペースには三つの意味があって ユークリッドが発見したものと ロバチェフスキーが非っくり返したものと テキストのアートマンであり意識のコントロールキーでもあるスペースタブである それがスリランカに揃っている ここの『シンハラ文字』は珍しい丸文字であるが『サンスクリット語』であるとゆうことも まさに全てが『S』に符合して居るではないか
古い時代に体系的な論理学を生み出した民族はインド人とギリシャ人だけである 古代ギリシャではアリストテレス論理学が古代インドではインド論理学また仏教論理学が開発された インドにアーリア人が持ち込んだヴェーダの宗教(バラモン教)は複雑な規定による祭式の執行から出発した その後 単なる執行でなく本来の意義をよく知った方がよいでわないかと 神話や衒学的こじつけ説話による解釈に力を注ぐ方向へと向かう ブラーフマナ文献群である これにより知を重視する傾向が一気に強まり主知主義に喜びを見いだすことになってゆく これがウパニシャッド文献群である バラモン達がヴェーダ聖典を護るために編み出したものとは 独自の文法学である一種の人工言語 それがサンスクリット語(完成された言語)なのだ
その完成された言語をさらにどうするのか もう一度解体して衒学趣味的パズルのように組み直すこと それが軽茶語のパピエコレである