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Kalcha's Papier colle avec le texte

地図と記号 続編
第二部 第2章
K中間子はこの世で確認されている唯一の時間飯店物質である 古今東西の井戸時計店でも売っている 記憶にある前編の3人称では出てこなかったが この第二部で登場したのは特に軽茶のKとゆうわけではなく こころのKであったり 梶井のKであったり 倉橋のKであったり カフカのKであったり クッツェーのKであったり 蓋し カストルプやクレーゲルでも クイーンズランドでもカーセルダインでもよいわけだ かようにぼくの本棚には既にたくさんのKがいるし 故銀猫姐さんの蔵書が10メートルの本棚に加わって総量は倍近くふくれあがったため 考えてみればKもまたさらに増殖しているはずだ かくして本棚のエントロピーも増大する 各本にある独立した時間はいくつもの虚時間を構成している ここに虚時間とゆうものは空間とはまったく違う振る舞いを見せる 混沌こそ印哲の基本だが 古代インドでも時間は流れずそういうことをあらわす言葉がなかったのである 「空」も畢竟それは時間論であって流れるではなく静止・持続・消滅だったのだから
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