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Kalcha's Papier colle avec le texte

地図と記号 続編
第二部 第3章
Kが降り立ったカーセルダイン駅はQRサンシャインコースト/カブルチャー線の1つの駅である QRとはクイーンズランド鉄道のこと このシティトレインはブリスベンを中心に北と西と南に拡がり路線延長は約300kmで143個の駅がある 蛇行するブリスベン川の真ん中北岸にあるセントラル駅がその始発駅だが パークランドのある二つ目の駅ローマストリートには各方向に分かれる線路のグランドセントラルがあって むしろローマストリート駅の方がスタートポイントと言える そこから少し南へヴィクトリア橋からブリスベン川を渡るとクイーンズランド博物館のとなりにホイールオブブリスペンと呼ばれる観覧車が聳える これは州の150周年とエキスポ88を記念して建てられたもので高さは60m 料金は一人20ドルと少し高いが1回5周乗れてエアコンも完備という貸し切りゴンドラだ 中で食事も出来る 回るスピードは日本のものよりは速いけれど VIP用のゴンドラもあって頂上で一旦停止のオプション付きなのだ さてKは観覧車は好きだがほとんど乗ったことはなかった そう あの2つを除いては しかしKはそもそもブリスベンを1回も訪れていないのだ
虚時間は空間の方向と区別できない 空間では西にも北にも東にもミナミにも進むことができる これと同じく虚時間は前向きにも後ろ向きにも進むことができる これはこの2つの方向の間には重大な差がないことを意味する 一方で実時間を眺めると誰もが知っているように非常に大きな違いがある 過去と未来である この違いはどこから来たものだろうか われわれは過去を覚えているのに何故未来を思い出せないのだろう?
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