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癖は本能時にあり 2

続々編 癖は本能時にあり しょの13

 

今日のお客様は 筒井順慶 麒麟では未出

1549年3月31日生まれ 酉年

水星のマイナス 氷王星

 

氷王星の典型はとゆうと

1955年7月1日生まれ 未年の

明石家さんま である

 

 

筒井順慶は大和地方の豪族のひとりであり 

松永久秀とずっと仲が悪かった

これを取りなし 順慶を織田家に仕えさせたのが光秀だ

 

光秀の弟が筒井家の養子になり

順慶が筒井家を継いだことで

順慶と光秀の兄弟説まであるが 定かでない

 

さて松永も信長を何度か裏切ったことで有名だが

順慶が有名?になったのは

かの洞ヶ峠の一件である

 

かれは本能寺に駆けつけなかったばかりか

山崎の戦いで光秀と秀吉のどちらにつこうか

洞ヶ峠で日和見を決め込んだとゆう 悪名なのだ

 

順慶にとっては久秀との確執が落着して

やっと大和を独占できることになり

まー 信長はどうでも良かったのである

 

こんなテキトーな人物について

小説化しなさいとゆわれ

洞ヶ峠まで実際に見に行ったのが

 

順慶の子孫 

(厳密には傍系らしい)

筒井康隆 そのシトである

 

ツツイがこれを書いたのはまだ30代の頃だ

ぼくが持っているのは昭和44年の初版本だから

読んだのは高校生で実際にツツイに会う前年

 

ツツイの先祖は順慶家の足軽だったらしい

戦国時代の武士は 社長から土地を俸給と貰う

何石何人扶持とゆうやつで これを守ってお仕えする

 

一所懸命とゆう言葉はここから来ている

一方 足軽は 金で雇われた傭兵であり

例えば 派遣社員もあったのだろう

 

光秀も出自がわからんが 最初は細川の中間で

足利義輝死後の人材不足に細川から派遣され

幕府軍の名簿に足軽採用となったとゆわれる

 

ツツイがご先祖をどう書いたか

SF的歴史観などとゆうものはないとしながら

メタフィクションに本人と順慶がハチャメチャする

 

そこで筒井を書く筒井をぼくが書いても

是非に及ばんので

日和ることにした

 

以下略 終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

       ちょとまてぃ

癖は本能時にあり しょの14

 

今日のお客様は 松永久秀 麒麟では吉田鋼太郎

1508年生まれ(日にちは不明) 辰年

タイプから見て土王星もしくは月王星のゼロではないか

 

土星の性格は独創的なセンスで独自の理想を追い求め 他の人とは違う別世界に生きる プライドが高く傲慢のようだが 実は情に脆い処を上手く表現できないだけである 人間関係は不器用なので無理をしがち

土星と月星は対極で高貴星と庶民星みたいな違い

 

典型的な土王星の著名人は長嶋茂雄

 

 

 

大河 麒麟がくるでの松永(弾正)久秀は

吉田鋼太郎がその明暗を上手く演じて人気だったようだ

 

戦国ゲームソフトでも描かれているように

クールで手段を選ばないダークヒーローとゆうところは

 

その生涯に 確かに破天荒なところがあり

斎藤道三 宇喜多直家と並んで 三大梟雄と評されるが

 

実際は そうでもなかったのかも知れない

詳細は 略

 

以下次回

 

 

 

 

「ハカセ また略ですか やる気ありますの?」

「ぐわっはっは わしは天才なので どうでもよいのだ」

「ひょっとして別の企みの布石ではないかと?」

「ぐわっはっは わしは天才なので どうでもなるのだ」

「ダンテが出てきて 格調高いとオモタのに?」

「ぐわっはっは わしは天才バカボンのパパなのだのだ」

癖は本能時にあり しょの15

 

今日のお客様は 細川藤孝(幽斎) 麒麟では眞島秀和

1534年6月3日生まれ 午年

木王星である

 

木行または木星とゆう場合 プラスの木王星とマイナスの海王星を含みます

木王星の著名人は 

木村拓哉 草薙剛 櫻井翔 桐谷健太 松田聖子 松本幸四郎 庵野秀明 羽生善治 東野圭吾 山中伸弥 ザッカーバーグなど

海王星の著名人は

福山雅治 宇多田ヒカル 矢沢永吉 渡辺直美 星野源 黒柳徹子 宮崎駿 天海祐希 石破茂 石田ゆり子 白鵬 メッシ タイガーウッズなど

 

 

承前

久秀は茶人であり 名茶器・平蜘蛛を信長に渡さないように爆死したが

藤孝は歌人である 幽斎は雅号 公家との連歌の会に光秀を伴っている

 

木星とゆうからは策士である 大人目線で本物を見極める

足利義昭が信長と対立するとそれを見限り信長に恭順する

 

光秀はもと自分の部下で 逆に配下になりたくなかった

息子忠興の嫁は光秀の娘おたま(ガラシャ)であるのに

 

本能寺後 光秀に協力せず隠居して忠興に家督を譲る

藤孝は秀吉に通じていたので大返しを助けたのである

 

それで秀吉に大恩義を売って側近の文化人になるも

秀吉の死後は今度は家康に接近して東軍に加担する

 

日和見順慶と違う ゆわばカメレオンではないか

晩年には 京都の吉田で悠々自適であったとゆう

 

因って細川家は歴代累々と続き

後の世に総理大臣をも輩出する(異説あり)

 

大略 藤孝と光秀は同じ星で 決定生まれと充実生まれの違いがあるものの 基本はまぢめ

むしろ木星のマイナス海王星(家康)の方が狡猾なはずである 上記の木王星と海王星の著名人を比べるとどうだろうか ちょっと違うような気もするところは干支を見ないと判らない

 

以上 三人の戦国バイプレイヤーの星を見てみた

 

ガラシャの星がわからないが 信長の構想で細川忠興に嫁いだのが1578年寅年で 光秀にとってはゼロ期であった

 

 

以下次回 話は意外な方向に^^

癖は本能時にあり しょの16の1

 

光秀の命日である

天正10年6月13日(西暦7月2日)

 

山崎の戦い 開戦は午後四時頃

日没までに大勢は決まり光秀は勝竜寺城に敗走した

 

深夜 勝龍寺城を密かに脱出して居城坂本城を目指して落ち延びる途中

 

小栗栖の藪(京都市伏見区現在は「明智藪」と呼ばれる)で土民の落ち武者狩りに遭い・・・

 

 

 

 

 

 

とゆうことだが

続々編 癖は本能時にあり しょの16の2

 

 

 

西暦1582年のなつ

人生の旅の途中で 本当の道を踏み外してしまった光秀が気がついたとき そこは暗く深い森の中であった

 

すべては復活祭の聖金曜日に始まった

 

 

 

 

大空の中を無数の泡が浮かんでいた

 

淡雪の中に立ちたる三千大千世界(みちおほち)またその中に沫雪ぞ降る (良寛)

 

泡の中から現れた男は名を名乗った

 

「わしはダンテ・アリギエリと申す者」

「ダンテつわれますと神曲のですか?」

「そう 今から君をある処へ案内する予定だったのだが」

「でわ 冥界への旅 地獄 煉獄 天国ではないので?」

「わしが記録したのは13世紀のイタリアのこと

 そのとき冥界には神の意志による秩序があった

 しかしそれが突然崩壊したとゆうことなのだよ」

「なぜ崩壊したのですか」

「地球が無くなったのだ」

「んな あーな^^」

「ぢゃかましいっ そのおかげでやね

 地獄煉獄天国 全部無くなったのだ

 ぢつわそれで君に大事な頼みがある」

「こないだの金曜日の展開では私が転生してベアトリ‥(ちゃうわ)きちょさんと天国で結ばれるオチかと期待してたんですけど なしてそげなワヤな話になるんですか 読者におこらえますよ」

 

 

以下次回

ぢごくのじゅうべえ篇を待て

癖は本能時にあり しょの17の1

ぢごくのじゅうべぇ篇

 

「でわまずこの門をくぐろう」

「この門とは 地獄門ですね」

「そうだ 見た目は壊れているが 機能はしている」

「冥界は まだあるんですか」

「あるとかないとかゆうものは観念的なものである」

「でわどうなってるんですか」

「ありおりはべりアプリオリ

 ちゅての

 んなこた どうでもよいわ

 いまや すべては泡の中だ」

「とりま どないしたいん?」

「行くぞ ついてこい

    あいーんシタイン!」

 

そのときかすかにラベンダーの香りがした

 

 

 続く?

 

※行き先はログのどこかにある夏への扉を探すこと D.S.

 まずひとつ見つけたら BTTF 124C41+!

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癖は本能時にあり しょの18

 

「ハカセ 今回は3週にわたって極道賛です

 桶狭間から本能寺を経て山崎の戦いまでが

 リアルタイムの暦にシンクロしましたねー

 で オチは結局どうなったんでしょうか?」

「いちおー 地獄門のオチは2つ作ってある

 話をあちこち飛ばした上 ログも改竄した

 ヂレクトリ掘れば 出てくるんでないかい」

「またそんな凝ったこと 海王星の特技やね

 そうまでして読むほどのもんかと思うけど

 まとめとしては なんか御追加ありますか」

「せやな 信長黒幕説はシトツのネタなので

 光秀・秀吉・家康と藤孝・順慶の関係とは

 なかなかヒトクチではゆえないフカーい話」

「そこをなんとかフタクチくらいで説明して」

「たぶん真相は信長会長の暴走阻止だろうが

 家臣達はそうしたくても誰もできなかった

 光秀がまず巻き込まれそれを知った家康が

 騙された振りをして裏工作を行ったてこと

 藤孝も知ってたが実行日はわからなかった

 それを信長にチクらずに秀吉に漏らしたら

 秀吉自身は動かず光秀自滅を待っただけで

 周到な準備とデマ工作のみをしたのである

 大返しも物理的に不可能ではなかったのだ

 そのデマで惑わされた順慶たちも脱落した

 つまり実行犯は光秀でも背後関係は複雑だ

 光秀直属の家臣達は誰一人裏切っていない

 結局割を食ったのは光秀だけなのかつーと

              そうでもない」

「それはいったいどうゆうことなんですか?」

「ログを掘っていけば書いてあるゆうたがな」

「だから んなめんどいこと誰もしませんて」

「ぐわっはっは そのうち証拠は隠滅するぞ

 海王星のエラリークイーンみたいな仕事だ

 とりまダルセーニョからシェーニュを探せ

 コーダはさらに別の処に隠してある・・・」

Sagnes: 地獄門

我ヲ通リテ嘆キノ門ヘ

我ヲ通リテ永遠ノ罰

我ヲ通レバ罪多キ 地獄ノ民ノ集ウ街

何モ我ヨリ先ニ無ク

何モ我ヨリ後ニ無ク

一切ノ希望ヲ捨テヨ

我門ヲ過ギル者

続々編 癖は本能時にあり しょの17の2

「まずは 144年ほど時間を降る」

「享保の改革の頃ですね」

「そこである人物に頼み事がある」

---

「吉宗である そこもとは何者か」

「それは聞かないでいただきたい

 お忙しい所を恐縮ですが

 公方どのは新井白石をクビにしましたか」

「おお 先程処分したところだ

 なにしろ 信長公をクソミソにゆうのでな」

「了解しました

 ではこれで

 あと陰間茶屋ホストクラブと的屋パチンコも自粛させてね」

「ななな なんぢゃ そりわ」

「でわまた144年ほど時間を降る」

---

「幕末である

 ここにおまいの子孫が居る」

「ええっ 誰ですか」

---

「龍馬じゃき おんしらは誰ぞ」

「それは聞かないでいただきたい

 あなたのご先祖は誰ですか」

「清和源氏頼光流土岐氏の一族っち聞いちゅうぜよ」

「ちょっと家紋を見せてください」

「これじゃき ほれ」

「組合角に桔梗紋ですな

 とりま 丸に田の字(角轡)に替えなさい

 ほんで 先祖は紀貫之とかにしておくように

 さもないと暗殺されます」

「ななな なんじゃ そりわ」

「でわまた144年ほど時間を降る」

---

「どこですかここは」

「読者たちが居るところの現代である

 ここでは3人の人物に会う

 まずは1968年だ」

---

「筒井康隆ですけど あんただれ」

「某講談社の者です

 いまからある小説を書いてもらいます

 それ書け やれ書け いま書け すぐ書け」

「わかりましたわかりました」

「まず 洞ヶ峠に行けば何を書くかわかります

 そこで某歴史的事件の理由の処は特に念入りに

 いつもの調子でハチャメチャにするように」

「ななな なんじゃ そりわ」

「でわ 次は1998年」

---

「山田風太郎やけど おまんだぇよ」

「センセのファンの一人です

 いま何を読んでたんですか」

「歴史ものと忍者ものはもうあきたので

 ダンテの神曲ね このパロディSFを書こと」

「やめなさい

 地球が破滅します」

「ななな なんじゃ そりわ」

「でわ 次は2020年」

---

「現代である どうやら

 地球は破滅しなかったようだな」

「良かったです で3人目とゆうのは?」

「軽茶一成助とゆうマッドデンチストだ」

「何を頼むんですか」

「この話のオチをちゃんと書くように

 君から ゆいなさい」

「たはは

 でも そのシトは わたしでは?

 この旅の目的は本当は何ですか?

 そしてあなたは本当は誰ですか?」

「・・・

以下 各自 好きな結末を想い描くこと

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癖は本能時にあり しょの18の2

承前

 

「この旅の目的は本当は何ですか?

 そしてあなたは本当は誰ですか?」

「・・・

その男は大きな泡に包まれ変身した

それは サルであった

「余は斉天大聖 豊臣秀吉ぢゃ わしの思惑はわかるまいて」

そこへまた天から大きな泡が降りてきてまた別な男が現れた

「ちっ わしはひとまず隠れる あとはあの男に聞くがよい」

サルは雲に乗って姿を消し あらたに現れた男はこう言った

「わたしこそ頂いた恩義により貴君をお迎えに参った者です

 先程のサルは貴君の行いに乗じて自分の野望を遂げただけ

 時間を操って自分のした改竄の証拠隠滅をしているのです

 実はわたしもサルに見ざる言わざる聞かざるを強いられた」

「しかし私の行いは間違っていたのですか?」

「それを知るには・・・

 最初に出会った3匹の猛獣とは 豹は色欲と無節操を表し

 獅子は暴力と権力 狼は物欲と陰謀を表しているのですが

 やはりまた地獄・煉獄の冥界めぐりをすればよいでしょう

 その途中で第六天魔王に会えば先人達の行いの罪もわかり

 そして最後に待っている人物が天国に案内してくれる筈と」

「やはりそうゆうことだったのですね

 では貴方はいったい何者なのですか」

「わたし? わたしの名前とゆうより

 海王星のゼロとゆえばおわかりかと」

 光が光を包む そしてあらたな門が開いた

 続く?

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