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軽茶版 アライヤン・ナイト

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軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け


さて アラビアンナイトの物語(千一夜補完版)とは
2~7世紀頃 ササン朝のシャフリヤール王が 妃に浮気され兄もそのような目にあったとゆうことで女性不信に陥り 夜毎処女に夜とぎを命じ翌朝には首をはねる とゆう所業におよんでいたことを諫めるために 大臣の娘シェラザードが妹と企んで夜とぎの代わりにおとぎ話を聞かせ 続きを聞きたい王に処刑を引き延ばさせていき 最期の千一夜にはやっと王は改心して 子供もできたシェラザードを妻として正式に認める とゆう枠構造の話である 長いッ

 

千二夜目にナニがあったかとゆうと

537話から566話までのシンドバッド(正確にはシンバッド)の冒険の話(30話)の結末が中途半端であったことから でわその続きをやりましょう とゆうことで
それが「シンバッド7回目の冒険」なのである
ところがそれがあまりにも荒唐無稽な話(汽車 印刷機 写真 人工孵化器 コンピュータ※計算機も出てくる^^)であって 王は怒り やはり処刑を命じてしまうとゆうもの

以下はさらにその後日談である千三夜目以降の話


ランプの覚醒
最期の外題
ときて

軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け

 前段 しょの千二夜目の物語 の再録

 
テルメノウ・イジトソーオルノット
 ※ Tell me now, is it so or not  - Edgar Allan Poe(1845)

高いびきで寝ていたところを起こされた王は不機嫌であった チーズはもう沢山じゃ とゆう王に妃は あの566夜の時はあたしもちょっと眠たかったので端折っちゃったからマーチョット続きを聞きなさい とまた夜とぎ話を語り始める

 

 『 "私"ことシンドバッドは、老境にさしかかった。そして、家族と別れ、新たなる冒険に挑むことにした。だが、出発早々、港に出現したのは、カリフの宮殿もかくやと思われるほど巨大な怪物であった。黒い姿に、皮膚を覆ううろこは金属質であった。
 怪物の頭上には、数十体の異形の寄生生命体"鶏鳴族"が乗っていた。"私"は、彼らの同意を得て、世界中を旅することにした。慣れると、怪物に乗っての移動は、快適であった。"化石の森"など、あれほど冒険を繰り返した"私"ですら見たことのない数々の自然を目撃することになった。
 "私"は自然の光景を目撃しただけでなく、魔術師(=科学者)の住む世界では、人知を超えた魔術に接した。"私"には、想像もつかぬ魔術(=科学)は、"私"を幻惑した・・・・・。魔術師は、不思議な家畜を使い、不思議な食べ物を食っていた。
 さらに、魔術師たちは、想像もつかないような計算機(=コンピューター)を駆使し、一瞬にして正解をはじき出していた。・・・・ 』

 

しかし王は最初は実に面白くて奇妙な話とゆう顔だったが 次第にオモロナイ顔になり とうとう激おこぷんぷん丸になってしまう・・

 

それは首チョンパではなく 弓弦絞首刑であった
ボネリ弧検査であり ストレンジフルーツである

 

遠い空には暁の星がたった一つ瞬いていた
東雲が眠るのは夜明け前

 

「百年はもう来ていたんだな」と まず気がついた

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ポーが見つけた奇書「テルメノウ・イジトソーオルノット」
さらに数学者レイモンド・スマリヤンはさらなる奇書「テルメノウ・イジトソーオルノット批判」を発見する 原題を「The Riddle of Scheherazade」とゆう

軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け

 

 しょの千三夜目の物語

 
 

とある夏
JR・K崎駅に降り立った軽茶王は考えた

ここH之内にAラビアンナイトとゆう泡宮殿があるらしい
当たり外れは仕方がないものだ とにかく電話してみよう

電話に出た受付担当はこう答えた


「中央南口改札から西口ラゾーナの方へ左の階段を降りてエレベータ前でお待ちください マジックカーペットがお迎えに参ります」

 

案内された宮殿に着くと早速召使いが現れ 王に三枚の泡姫パネルを裏向きに提示した
 

「この中に あたりが1枚あります お選びください」

王がその中の1枚を選んだところで 召使いは言う
「選んだパネルを見る前に 残りの2枚のウチ1枚を特別にお見せしましょう これは実ははずれです」

 

確かにそれは地雷であった わはは
「では 今選んでいる1枚を残りの1枚に変更なさいますか? 当初3枚のパネルはそれぞれあたり確率が1/3でしたが 残りの2枚の1つがはずれであることによりそれはゼロになりました そこで確率の合計は常に1であるので 残りの1枚のあたり確率は2/3になっているのですが」

 

さて その解釈は正しいのだろうか
確率は変わるのかどうか答えなさい

IQ200を越えるともゆわれるマリリン・ボス・サヴァントは
「現実が直観と反する時 人々は動揺する」と説明しました
この問題のポイントは確かにルールの説明にありますが
ここでの 召使い=店員 はマジパネかどうかが必ずわかっているとゆうことです^^

1)最初にわざとはずれを選ぶ
2)後の2枚のうちひとつははずれを示される
3)残りの1枚は必ずあたりである
とゆう解がありますが

この1)の部分は 直観でしかない
2)の部分で店員が教えてくれるのではなく店員も当てようとするなら1/3の確率で当たってしまうこともあり
3)にたどりつくのは店員が2/3の確率で外した場合に限り 変更の有無にかかわらず直観通り確率は変わらない
つまり2)の部分で確実に(確率を減らさずに)はずれを開けることが直観通りにはならないとゆう要因です


言い換えると

最初のパネルがあたりの確率は1/3
変更しない場合はそのまま1/3(残り2枚のウチ1枚の開示の有無にかかわらず)
1枚が開示された直後に変更する場合は 最初がはずれなら当然それはあたりであるので 最初がはずれの確率=変更後のあたりの確率
ここで最初があたりの確率は1/3 はずれは2/3であるから
変更後の確率が2/3になります
正しいでしょうか^^

 


さて軽茶王には二人の皇子がいた
おぼん王子とこぼん王子である
おぼん王子は数学科出身 こぼん王子はオミズ出身である
どちらが当たりを引く確率が高いでしょうか?
さらに王が当たりを引く確率は王子を上回るでしょうか^^

 

おぼん王子がベイズ理論などを用いて確変する事はあるとしても
こぼん王子はプロの経験値はスケナイのであって 直観はあっても100%ではない
そこで王はとゆうと 経験値は一日の長があり
店員コバヤシ丸(仮名)をひそかに別室に呼びチップをやって正解を聞きだしたのである
ところが こぼん王子はそれを盗み聞きしていて先に正解を引いてしまうのであった まる

すべてがあたりである とゆう境地になれば それはそれで仙人切りも夢ではない

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軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け

 しょの千六夜目の物語

 
承前

 

数学者スマリヤンが見つけた奇書「テルメノウ・イジトソーオルノット批判」では
ポーが言う最期の結末が間違っていることを示していた
処刑はまた延期され シェラザードは千三夜目からパズルの話を始めたのである

前段の3枚のパネルの話はここでは千六夜目の話 このパズルはモンティホールのジレンマなどとも呼ばれ 同様な3人の囚人のパラドクスなど後の世に大いにブツギを醸した

 
ところで軽茶王がやった あらかじめ店員(または店主)に賄を渡して正解を聞き出す とゆう一種のコバヤシマル方式(実際にはカーク船長がルール自体を変えたとゆうもの)はイニシャルコストはかかるが ランニングコス「パ」が向上することはあり得るとゆうやり方だ

しかしこれにも弱点がある それは店員が嘘つきである場合だ

嘘つき(クレタ人)のパラドクスとして有名なもので 例えばこれはどうだろう

 

 「小ネタでホイは 偽である」

 

この文は真だろうか それとも偽だろうか?
真であればこの文がゆーてることはおーてるので この文は偽である とゆうことになり矛盾する とゆうことだが

 

そこで前述の弱点とは

そもそも 嘘つきとはなんなんよ である


ときどきウソをつくシトか それとも いつもウソをつくシトか
前者ならパラドクスにはならないので 後者であると仮定しよう

ゆうてることが真であれば矛盾が生じるから真ではないすなわち偽である トマーこれはこうゆうたシトがウソをついていて 少なくともたまにはホントつきであることを意味するのである これが正しい結論でパラドクスは生じないのだ いづれにせよ経験値は上がる

 

わかった?

 

つまり自分の信念全てが誤っていると信じるシトのばわい 正しい結論はそのシトが矛盾しているのではなく その信念が間違っていて彼の信念のウチ少なくともシトツは正しい とゆうことだ

 

まだわからん?

 

でわ

 

 「あなたには軽ちゃんのゆうことを信じる理由がない」

 

とゆうこの文そのものを信じる理由があるか無いか?

信じるか?とゆう問いに はいと答え
さらにその理由は?とゆう問いに 無いと答えるのであれば

そのココロは?

 

 

 

 

 けものの勘 である^^

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軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け

 

 しょの千十四夜目の物語

難問が続き そろそろ王もパズルに飽きてきた

「明日はやっぱり処刑じゃ」
「わかりました では最後のお願いを聞いてください」
「どのような願いかによるが ゆうてみなさい」
「ひとつの質問です はいか いいえでお答えください 本当のことを」
「よかろう」

 
そこでシェラザードは巧妙な質問をして 王は彼女の命をホンマに助けなければいけなくなった

その質問とは

とゆう予定であったが 軽ちゃんも飽きてきたし
なんかわからんとゆうご批判もあるので

とにかくハッピーエンドにはなったとゆうことだ


一応 3つの説がある


Q1:
王様はこの質問に「いいえ」と答えるか 私の命を助けるか どちらになさいますか?

Q2:
王様は「いいえ」と答えて 私を殺しますか?

Q3:
王は「はい」と答えて私の命を助けるか または 「いいえ」と答えて私を殺すかのどちらをなさいますか?

とゆう質問であった


 

長くなるので 最期のものだけを説明すると
つまり次の命題のウチどちらかひとつが成り立つかを尋ねたものである
1)王は「はい」と答えて彼女の命を助ける
2)王は「いいえ」と答えて彼女を殺す
この解は?


王が「はい」と答えると 少なくとも1つの命題が成り立つ このとき2)は成立しないので彼女の命は助かる
王が「いいえ」と答えると 命題は2つとも成立しなくなることを意味する 彼女を殺せば2)が成立して矛盾してしまうので 彼女を助けなければならない
よって どちらを答えることも可能だがどちらも結果は同じ

この種の論理を「脅迫の論理」とゆう

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軽茶版「アライヤンナイト」の夜明け

 しょの二千一夜目の物語

 

草原のヒトザルは全く栄えていなかった ヒョウに襲われ 水場を別のサルの一団に奪われ 夜の闇におびえて生きていた そんなある日 サルの一団は岩場の洞窟で金属製のあるものを発見する それは黄金のランプであった
サルたちはおそるおそるその見慣れない物体に近づいていく 最初はおっかなびっくりで手を伸ばしていたが そのうち触ることができるようになり サルがそのランプを擦ったところ

 

 

ランプの口から一条の煙と雲が舞い上がり
雲の中から現れたのは 一匹の猿であった
そしてそのまま雲に乗ってどこかへ飛んでいってしまった

 

猿が ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと飛んでいくと5本の塔があった

猿はその5本の1つに落書きをする

 

 
   斉
   天
   大
   聖
   到
   此
   一
   游

 

王はそこで叫んだ ちょと待てぃ それは話が違うんでないか

このものの首をはねよ!

 

ま ま まってください
でわ 別の話をします

 

二千十夜目の物語
二千十九夜目の物語
二千四十九夜目の物語
二千六十一夜目の物語
二千七十七夜目の物語
三千一夜目の物語

 

五十六億7千夜目の物語

 

百億と千億夜目の物語

 

などとまだまだ構想だけはたくさんあったのだが

 

 いったんこの項は終わる

 
そもそもこの物語は ヨーロッパ受けのために加筆されていったものであり 中東から東方への海のシルクロードなどを通した植民地化政策ツールでもあった つまり本家・中東ではクラシック文学ではないのだ

 

それは3つの理由があると西尾哲夫はゆう

 

一つ目は イスラム法で認めていない聖者崇拝や神秘主義的な要素が垣間見られ エロティシズムそのものは禁止ではないが 背徳的な行為や偶像崇拝が禁じられていて 西洋で描かれた誤った表現の挿絵のため 何度も禁書の憂き目にあってきたとゆうこと

 

二つ目は 口語体(口伝)が多く きちんとした文語体でないと中東の中世文学では価値がなかったとゆうこと

 

三つ目は アラブ・ナショナリズムからフォークロアやエスノロジーには関心がなかったとゆうこと

 
それを風街ろまん的に茶々入れをすれば アウチです アウチ
ここはシトツ

 

ジン(ジニー)に三つ目のお願いをして あとは絵画展とする

ルクセンブルク・アートプライズに行けますように」

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